SherlogはベルギーのSDT社が開発した超音波漏れ試験器です。自然に発生する超音波や人為的に発生させた超音波を検知することにより、設備の異常や消耗状態、また気密性を調べることができます。特に船舶のハッチカバーにおいては、ホーステストに代わる検査方法として活躍しています。
【テスト原理】
40kHzを中心に±2kHz(-6dB)の間の超音波を検知し、可聴音に変換、音量および数値表示として出力する装置です。数値表示が可能なことにより、健全部と欠陥部を数値的に評価することができます。
【超音波によるハッチカバー検査】
船倉に発信器(T-Sonic9)を設置、超音波を送信します。漏洩箇所(気密性の低い場所)から漏れる超音波を受信器(Sherlog Detector)で受信、音量レベルを数値表示および可聴音に変換した音の大きさで知らせます。
※オプションセンサ等が必要な場合があります
TAとはType Approval(型式認定)の略でありIACS(International Association of Classification Societies)の統一規定UR.Z17(1999年11月)の要求に従い、型式認証を取得済み。